とろろ君

〜とろろのこと〜

立ち耳スコティッシュフォールドのとろろ君。現在2歳ちょっとです。
とても可愛らしい子ですが、譲渡にあたってはお伝えしておかなければならない入学の経緯があります。



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とろろ君は、お一人暮らしの女性宅に飼われていました。


甘えん坊で抱っこやなでなでも大好きな子で、飼い主様はとても可愛がっておられました。

しかし、飼い始めて1年ほどたったある時から、飼い主さんに本気噛みをするようになったそうです。


もちろん飼い主さんはとろろ君に体罰やいじめのようなことは一切していません。


はじめて本気噛みされたのは窓を開けたタイミングで、その時ちょうど外で遊んでいる子どもの声がしました。
そして、突然「ギャァ」と飛びかかってきたのだそうです。



病院で何度か診てもらいましたが、脳の異常などは見つからず原因不明とされました。



その事件以降も、飼い主さんが物を落としたり、転けたりしたタイミングで突如本気噛みしてくるようになったそうです。
物音などに敏感に思えたので、大きな音を立てないように気をつけ、掃除をする時等は部屋を別々にしたりと工夫しておられましたが、物音が
ない時すら襲うことがあったようです。



その後、飼い主さんがご結婚され、ご夫婦で住まわれるようになりましたが、攻撃対象は元々の飼い主さんだけだそうです。

飼い主さんはご出産も控えておられました。小さな子供の存在がとろろ君にとってのストレスになるかもしれない…子供にもし何かあったら…と、
とろろ君の幸せと安全のために、苦渋の決断で入学を希望されてきました。




そして、

実はこのような事例は猫ちゃんの性格によるものか、まれにあることなんです。



原因の可能性としては、猫ちゃんが気に入らない事を意図せずしてしまっていたり、何か偶然起こった嫌な事象と、それに被さるように
起こした何かの動作とを、猫ちゃんが記憶を結びつけてしまったのかもしれません。

そしてその嫌な事象が、その動作をした人間のせいだと考えるようになってしまうことがあるようです。



以前にも、ティア小に同じような理由で入学した猫ちゃんがいました。

攻撃性を喚起させる人物と離したことと、入学前に去勢手術をしたこともあって、当校に来てからはそのような行動は一切ありませんでした。
小学校にいる間は、のんびり甘えん坊でしたし、今現在は、里親さんの元でゆったり幸せに暮らしています。
（よくある“撫でてると急に噛む”といったことはたまにやりますが＾＾；）



ですので、とろろ君も「絶対大丈夫」と言いたいところですが…、「きっと大丈夫」と言うほかありません。



里親希望される方にはこういう経緯があったという事をご了承の上、お問い合わせお待ちしております。よろしくお願いいたします。

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