出席番号58番の明知(あち)くんは、生後6か月くらいの野良だったところを飼い主さんに保護されて、一緒に暮らすようになりました。 いつも走り回っているような、活発ないたずらっ子でしたが、飼い主さんの枕元に蝉やトカゲをプレゼントするような優しい一面もあり(笑)、楽しく、仲良く、幸せに暮らしていました。
当時の写真を見せてもらいましたが、飼い主さんにとても愛され、明知くんもまた飼い主さんが大好きなことは一目瞭然です。
でも……止むを得ない事情で、お別れする日がきてしまいました。
飼い主さんのご病気をきっかけに、明知くんのお世話を今後もずっと続けていくことが難しくなってしまったのです。
……悩みに悩んだ末、飼い主さんは、明知くんをティアハイム小学校に入学させることを決心しました。 何度も何度も、名残惜しそうにしながら帰っていく飼い主さんと、 「なんで僕を置いてくの?」ときょとんとしている明知くん。 私たちスタッフは、その光景を忘れることができません。
ティアハイム小学校での明知くんは、いたずら好きの活発な子、ではありませんでした。大人しく、いつもちょっとビクビクしていて、ご飯もあまり食べず、「ここは僕の家じゃない」と言わんばかりに無愛想でした。撫でられることに抵抗はありませんが、嬉しくは無さそうでした。
私たちには、その理由は分かっています。
でも、いつか、だんだんと、いままでの明知くんを取り戻していってくれると信じて、毎日のお世話をしています。
最近では、控え目ながらゴロゴロ、スリスリしてくれるようになりましたが、これがゴールではありません。いつか、新しい家族が現れて、元の飼い主さんに負けないくらい明知くんを幸せにしてくれる日が来るまで、私たちは諦めません。
元の飼い主さんは今でもティアハイム小学校に連絡してくれて、いまの明知くんの様子を聞いたり、昔の写真を見せてくれたりします。
「大切な子です。良い方に見初められて卒業して愛されて欲しいです」 とは、元の飼い主さんの言葉です。
私たちもまったく同じ気持ちです。 明知くんに幸せになって欲しいです。 元の飼い主さんに、良い譲渡先が見つかったよと、安心させてあげたいです。
素敵な飼い主様に出会えました!応援ありがとうございました!(2020/12)
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そして、もうちょっとだけお話をさせて下さい。
ティアハイム小学校は、「止むを得ない事情で飼えなくなった猫」を、民間から受け入れる施設です。 でも本当は、「止むを得ない事情」と一言で括りたく無いケースばかりです。 猫も、飼い主さんも、そこに至る大きな背景があります。 猫と出会い、仲良く暮らし、そして別れるのは、人生の中でとても大きな出来事です。 もちろんそれは、猫にとっても同じです。
ティアハイム小学校には、2020年9月17日現在、38匹の猫が居ます。 そして、みんなそれぞれが「止むを得ない事情」という大きな背景を抱えています。
私たちは、ティアハイム小学校の猫たちを、みんな残らず幸せにしてあげたいと考えています。 元の飼い主さんに、胸を張って「幸せに暮らしてますよ!」と伝えていきたいです。 皆さんの譲渡会へのご参加、心よりお待ちしております。 そして、お買い物を通じての保護ねこ活動へのご参加も、どうか、よろしくお願い致します。
飼い主さんの前だから見せる、いたずらっ子な一面と安心した表情
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出席番号58番の明知(あち)くんは、生後6か月くらいの野良だったところを飼い主さんに保護されて、一緒に暮らすようになりました。 いつも走り回っているような、活発ないたずらっ子でしたが、飼い主さんの枕元に蝉やトカゲをプレゼントするような優しい一面もあり(笑)、楽しく、仲良く、幸せに暮らしていました。
当時の写真を見せてもらいましたが、飼い主さんにとても愛され、明知くんもまた飼い主さんが大好きなことは一目瞭然です。
でも……止むを得ない事情で、お別れする日がきてしまいました。
飼い主さんのご病気をきっかけに、明知くんのお世話を今後もずっと続けていくことが難しくなってしまったのです。
……悩みに悩んだ末、飼い主さんは、明知くんをティアハイム小学校に入学させることを決心しました。
何度も何度も、名残惜しそうにしながら帰っていく飼い主さんと、
「なんで僕を置いてくの?」ときょとんとしている明知くん。
私たちスタッフは、その光景を忘れることができません。
ティアハイム小学校での明知くんは、いたずら好きの活発な子、ではありませんでした。大人しく、いつもちょっとビクビクしていて、ご飯もあまり食べず、「ここは僕の家じゃない」と言わんばかりに無愛想でした。撫でられることに抵抗はありませんが、嬉しくは無さそうでした。
私たちには、その理由は分かっています。
でも、いつか、だんだんと、いままでの明知くんを取り戻していってくれると信じて、毎日のお世話をしています。
最近では、控え目ながらゴロゴロ、スリスリしてくれるようになりましたが、これがゴールではありません。いつか、新しい家族が現れて、元の飼い主さんに負けないくらい明知くんを幸せにしてくれる日が来るまで、私たちは諦めません。
元の飼い主さんは今でもティアハイム小学校に連絡してくれて、いまの明知くんの様子を聞いたり、昔の写真を見せてくれたりします。
「大切な子です。良い方に見初められて卒業して愛されて欲しいです」
とは、元の飼い主さんの言葉です。
私たちもまったく同じ気持ちです。
明知くんに幸せになって欲しいです。
元の飼い主さんに、良い譲渡先が見つかったよと、安心させてあげたいです。
素敵な飼い主様に出会えました!応援ありがとうございました!(2020/12)
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そして、もうちょっとだけお話をさせて下さい。
ティアハイム小学校は、「止むを得ない事情で飼えなくなった猫」を、民間から受け入れる施設です。
でも本当は、「止むを得ない事情」と一言で括りたく無いケースばかりです。 猫も、飼い主さんも、そこに至る大きな背景があります。 猫と出会い、仲良く暮らし、そして別れるのは、人生の中でとても大きな出来事です。 もちろんそれは、猫にとっても同じです。
ティアハイム小学校には、2020年9月17日現在、38匹の猫が居ます。 そして、みんなそれぞれが「止むを得ない事情」という大きな背景を抱えています。
私たちは、ティアハイム小学校の猫たちを、みんな残らず幸せにしてあげたいと考えています。 元の飼い主さんに、胸を張って「幸せに暮らしてますよ!」と伝えていきたいです。 皆さんの譲渡会へのご参加、心よりお待ちしております。 そして、お買い物を通じての保護ねこ活動へのご参加も、どうか、よろしくお願い致します。